今日も夜店のりんご飴

20代の女の日常とか。

ガラクタ

ブログタイトル、やっと決まった。
考えたの5秒だけど、変えてなかった。

 

りんご飴、最近はお祭りでも売ってるのをあまり見なくなってしまったので寂しい。
飴もりんごも大しておいしくないし、同じ夜店のならあんず飴の方がよほど好き。

食べるのもめんどくさい。
持ち帰って、家で飴をスプーンでたたき割って食べる。
舐めるのは舌がつりそうで無理。りんごも大きくてそのうち飽きる。

でも、小さいのじゃなくて、絶対大きい方を買う。
あの真っ赤な、毒々しさと懐かしさをまるっと固めた半透明の色、
飴をくだいたときの、後戻りできないきらきらした破片、
平たい曲線を描く飴をかみくだいたときのじゃりじゃりという音、
それら全部堪能して、最後はやけくそみたいにりんごをばりばりと食す。

絶対買わなくても済むし、もっと美味しいものはごまんとある、
安っぽい、それでいて高いりんご。

くだらない、雑貨とか細々したもの、人によっては見向きもされないガラクタが、昔から好きだ。
絶対一番になれない、何かが欠けている、そういうものは自分に似ているから。
とびきり華やかな世界には行けないことに、諦観はありつつ悲観はせず、
ただひっそりと生きて、狭い世界で好きなものをみつける暮らし。

自分の生活は、そういうもの。
たまには本当のきらびやかさもほしいけどね。